私が集めた?機材

私の所有している(していた)機材の個人的評価や想い出、・・・独断と偏見のかたまりですので、決して参考にしないでくださいまし。^^;

私の持っている屈折鏡筒について アメリカン!遊星號

なんだかんだと理由をつけながら増えていった望遠鏡、まったく物欲というものはタチが悪いものでして、必要かどうかではなく欲しいかどうかが最優先となり、しまいには欲しいイコール必要と言葉をすり変えてしまうものであります。
そんなわけで、私の手元には6本の屈折鏡筒が狭い部屋にひしめいており、当然それに伴って赤道儀などの架台もあり、カアチャンの白い目に日々耐えております。(汗)
そんな中でメインといえるもの(なにを基準にするのか不鮮明ではありますが)の簡単なインプレや思い出などを順番に綴ってみようかと・・・。
で、今現在、一番稼働率が高いスコープタウンの「アメリカン!遊星號」であります。・・・なんども登場しております。すいません。m(_ _)m

口径50mm焦点距離800mmF16、Made In Japanの長焦点アクロマート鏡筒です。
ネット上でも非常に評価が高い同社のラプトル50の焦点距離を600mmから800mmにし、さらにグレードアップを図ったという鏡筒のみ単独販売の望遠鏡であります。
見かけは細長く、鏡筒本体がABS樹脂ということもあり非常に軽量で、たいへん華奢な印象であります。レンズコーティングは一面のみで、全体の造りも高級感には乏しい印象は拭えませんです。
しかしながらもっとも稼働率が高いのは、その軽量コンパクトによる取り回しのよさも然ることながら、見え味が素晴らしいのです。
きちんと芯とりされているというレンズは焦点内外像もきれいでジフラクションリングもお手本のような見事さです。
外から見える範囲でも各つや消し処理は大変よく遮光リングも適切で、5センチの望遠鏡になにもここまでしなくても・・といった具合です。
F16という長焦点で色収差も感じることもなく、コントラストもよく、レンズ性能も優秀で大変キレのある星像を見せてくれます。
これが鏡筒本体のみですが、5980円というのはコストパフォーマンスが抜群であります。

これでコーティングが4面マルチだったりしたら・・・、いえ、コストとこの見え味を考えたらこれで充分と思えます。
そんな中、唯一の不満点は、樹脂製の三脚座であります。
過去の記事にも書きましたが、ギュっと締め付けると「ギチギチ」という音がしてちょっと不安になります。
この鏡筒の性能を最大限に引き出してやるには、しっかり架台に据え付けることでしょうね。
試行錯誤の末、私は三つまえの記事に書いたように「手」を加えてみたんです。
私がもっと腕を上げて5センチの限界ともいえる画像を撮ることが今後の楽しみであり、課題であります。
<追記 2013 10/12>
気流状態は良くなかったのですが、お月さんの輝きが素敵だったので・・・。^^
上弦の月 131012
上弦の月 131012 posted by (C)岳の父ちゃん



<2016 6/3 追記>
この記事に追記するのは2年半ぶりですな。(汗)
遊星號が地球に接近している(中接近ですが)火星を見事に捉えてくれました。
口径5センチでの火星 160603
口径5センチでの火星 160603 posted by (C)岳の父ちゃん