私が集めた?機材

私の所有している(していた)機材の個人的評価や想い出、・・・独断と偏見のかたまりですので、決して参考にしないでくださいまし。^^;

TS式100mm反射1型

当拙ブログにも以前に触れたことがありましたけど、TS式10cm反射望遠鏡1型、30年以上前になりますか、私が買った初めての本格的(という表現が正しいのかわかりませんが、初めて買った望遠鏡はカートンの6cm屈折経緯台でした。)望遠鏡です。
これまた以前に触れた通り同じく高橋製作所のFC-100を購入するために数年で嫁に出してしまった、私にはなんとも切ない思い出というか、心の引っ掛かり?を30年近く引きずっていた思い入れの深い反射望遠鏡なのであります。
造りが高品質で、スマートでカッコよくて、見え味も素晴らしくて私には一生ものだと思っておりましたが、FC-100の登場が私をおバカな「浮気者」にしてしまったのであります。
当時は望遠鏡を2台も持つということが考えられず(今は・・・なんじゃこりゃ〜わっはっは〜。)、また、FC-100の値段の高さ故、1型を嫁に出さざるを得なかったのです。正直、胸が痛んだものです。
しかし、長年の想いが1型を引き寄せたのでしょうか??(んなアホな・・・。)、昨年の晩秋、ついにとあるショップで発見しました。速攻で買い物かごに!
このTS100mm1型はなかなか見つけることができなくて、たまに見つけてもときすでに遅し、すぐに売り切れてしまっておりました。またオークションでは私のような根性なしが勝てるわけもなく、「ご縁がなかった」ばかりでした。
んで、見つけたショップとは、「スカイネットフジサワ」さんであります。
電気店を経営されながら天文機材のネット販売も手掛けておられ、ご自身が大の天文好きで天体写真も何度も天文誌に御入選されておられる名人であります。
購入にあたって、親切で丁寧な御対応、適切なアドバイスをいただき、大変感謝であります。フジサワ様、ありがとうございました。

鏡筒のみの購入でしたので、(嫁に出した時も鏡筒のみ)専ら片持ちフォーク経緯台か、前回の記事で書いた半自作片持ちフォーク式赤道儀に搭載して狭いベランダで楽しんでおります。
余談ですが、TS100mm1型、重量が約4kgあり、半自作赤道儀はともかく、自作アリ溝金具は大丈夫かと心配しましたが、まったく問題なし!赤道儀もウェートがない分負荷が少ない為か、しっかりして非常に快適であります。・・・これならFC-100も載っけられるかな・・・。(自分で作ったから、まさに自己責任〜〜。)
見え味は・・・、流石であります。
10cmでFが10ということもあり周辺部までキレキレです。斜鏡も小さく、掩蔽の影響は全く考えなくてもいいようです。
FC-100に比べて像の落ち着きは一歩譲りますが、ニュートン反射の色収差ゼロの切れ味で全くひけをとっておりません。コントラストもいいです。見てて気持ちがいいですね。
経緯台に搭載したときの見易さは1型の勝ちデス。^^
ただ、コスモウィング改のような薄い鉄板の鏡筒に比べて温度順応には多少時間がかかるようで、この記事を書いている2月上旬ではピントがキリリとなるまで30分馴染ませました。
このような長焦点ニュートン、新品としては今ではほとんど見当たらないですね。売れないんでしょうか。
<2015 9/5追記>
撮影は約一か月前の8月初めのものですが、後からじっくり見直したらよく写ってる・・・。あんな雑な撮り方だったのに・・・。
月齢17.1 150802
月齢17.1 150802 posted by (C)岳の父ちゃん

気流が良い時に温度順応をしっかりさせて、もっとテクニックを駆使すれば(スキルに乏しいアッシが言うか・・・。)さらに良く写るんでしょうね。