G2

今から14年ほど前でした。欲しくて欲しくてどうしようもなかったカメラでした。
かなり無理して買った思い出がありまして、ガンガン使おうと思っていたのに
私の悪いクセ？で、なんだかもったいなくって大事に大事に使ってまいりました。
特に買った当初は枕元に置いて眺めてるだけで嬉しかったのを憶えております。
変な話、これで撮るときは妙なプレッシャーがあって、フィルムもとっておきの
リバーサルフィルムを詰めたりしていました。
そもそもこのカメラが欲しかった最初の経緯は、ビオゴン28mmが使いたかったからであります。
その描写力はもういうまでもなく、想像以上の写りでした。
結局交換レンズはこのビオゴンとプラナー45mmだけしか揃えませんでしたけど、
私にはそれで充分でした。

オートフォーカスレンジファインダーカメラと銘打って発売されていましたが、
正直、ファインダーはレンジファインダーというには見え味は上等ではなく、
動作もシャッター半押しで「ジッ、ジッ」とオートフォーカスが作動する
どちらかというと高級コンパクトカメラの延長線上といった具合です。
しかし、造りが素晴らしく高級感溢れるボディーは持つ喜びを確実に与えてくれます。

これから心配なのは、孤高のマウントのため、もしもボディーが逝ってしまったら、
代わるボディーはもはや中古しかなく、また電気カメラの悲しさで末永く私が死ぬまで
使い続けるというにはやや心細いところでしょうか。
ソニーのEマウントやマイクロフォーサーズマウントのアダプターがちらほら頭をかすめる
今日この頃です・・・、ん、どっちもカメラもまだないし・・・。（汗）
画像（ビオゴン28mmだけですが）はhttp://gaku8pp.exblog.jp/15496154/をご覧ください。
＜2016 1/4　追記＞
久しぶりにプラナーを楽しみました。
相変わらず素晴らしい描写ですね。

真冬の公園。・・・暖かかったけど。 posted by (C)岳の父ちゃん