Nikkor-S Auto 1:1.4 f=50mm
あるところからジャンクとして救出した古い古いニッコール50/1.4、もちろんAiでもなければマルチコートでもありません。
後玉にややクモリがあってジャンクになってしまったのでしょうね。
クモリは見た目が悪いもののごく周辺ですので、写りにはそれほど影響はないとワタクシはみております。
きれいな個体ならけっこうエエ値段何でしょうかねぇ。
このレンズ、前述のとおりAi改造がされてないので、ワタクシの持っているD700やD600、D7000などには使えません。
ただ露出計は動きませんが、D40には構造上使えます。
ニッコールレンズなのに使い勝手がよくないのは仕方がないです。
フルサイズで使いたいときはアダプターを介してα7に取り付けますが、これが一番使い勝手がよかったりして。^^
んで、このレンズを初めてα7で使ってみました。
・・・今で使ったことがなかったんですねぇ。(汗)
大雨の切れ間?に撮影に行ってみました。
絞りは開放です。
考えたらこういった遠景、このレンズの開放絞りで初めて撮りました。
ある程度予測はしていましたが、開放ですと、コントラストが低く、なんとも切れが悪いイメージなんですね。
でも、元画像をみると、けっこう解像しているところがニッコールの面目躍如です。
今まではD40もしくはフィルムで、F8くらいで使ってましたから普通にシャープで不足ない写りだったんですが、この開放の緩さにはあらためてちょっと凹みました。(笑)
でも、これが悪いことばかりでもないのが、次の画像です。
・・・リサイズ画像なので、わかりにくいですけど。
逆光気味で輝度の高い部分が多くなりますとフレアーっぽくなります。
このあたりはオールドレンズらしいと言いますか、やむを得ないですね。
絞ればコントラストも上がり、キリっとシャープになりますが、それでは面白くないと思う人はワタクシだけではありますまい。^^
まるでソフトフォーカスのような残存収差たっぷりの美しい描写。
これで天気が良ければムード満点の画像になると想像します。
・・・開放で使うにはNDフィルターが必要ですが。
これぞオールドレンズの醍醐味ですね。v^^