私が集めた?機材

私の所有している(していた)機材の個人的評価や想い出、・・・独断と偏見のかたまりですので、決して参考にしないでくださいまし。^^;

有り合わせ廃材利用の「自作アリ型ホルダー」

星見が好きな人、天体望遠鏡が好きな人には今やとっても縁が深いアリ溝アリ型ホルダーを自作してみました。
私が星を見始めたころは当然このような便利なものはなく、ひとつの望遠鏡にはひとつの架台というのが当たり前でした。
私の場合、アリ型アリ溝の架台はごく最近に使うようになって、こりゃ便利になったものだなと痛感しております。
私、じつは本家本元のビクセンのアリ型ホルダー(プレートホルダー)はまだ持っておらず、私の使っているのはミザールの小型のものでして、大きめの鏡筒にはやや荷が重いかなと感じ、近いうちに入手しようともくろんでおります。
んで、その前に自分で作ることはできないかといろいろ考えているうちに、なんとなく使えそうな材料(厚さ15mmアルミ板、15φパイプ、小さな鉄板)が揃いましたので、いつものところで穴あけやらネジ切りやら切断やらをして作ってみました。


架台への取り付けはタカハシ規格のM8 35mmピッチで、M8ボルトが余裕持って通るように9mmのバカ穴をあけて、穴の上部はキャップボルトが埋まるように大きめにドリルで広げてあります。座ぐり穴といいます。(アルミ板の大きさがギリギリで穴の縁はご覧の通りであります。(汗)
見た通り、寸法はムチャクチャ、形はイビツ、傷だらけでキタナイ・・・etcですが、あくまで有り合わせの廃材ですので、実用に徹するということで突っ込みせんといてクラハイ。(汗)
それにしても・・・、カッコ悪いなァ。^^;;;せめて色でも塗ってみようかしらん。
しかしながら、こんなんでも取り付け能力(という言葉でいい?)はバッチリで、強度的にはミザールのものを凌ぐと自負しております。(どや顔)
ポイントととしては通常は斜めになっている部分で、鉄製のパイプを利用してます。これは随分前から「自作するならこれでも充分いけるのでは」と頭の中で構想を練っておりました。
というのもアリ型のプレートのほうは少し前に自作しており、斜めに削るのに(ほとんど片側だけですが)ヤスリでゴシゴシと削る羽目になり非常に時間と体力を消耗いたしまして、正直もう懲りておりました。(それでも三つも作りました・・・好きだね〜)
ちなみにアリ型はというと・・・・。

(斜め削りの反対側は一部のみ斜めにけずっております。こうしないとしっかり固定ができません。斜め削りの向こう側部分が画像の角度の関係で直角に見えますが、ちゃんと約75°になっております。念の為)
パイプですとアリ型との接触部分が面ではなく線になり、アリ型を保持するのがどうかと思われますが、私の持っているミザールのものもよく見るとアリ型とアリ溝の角度が微妙に合っておらず、結果やっぱり線で支えている状態なんです。(一番下の部分しか接しておりませんです。)それでもしっかり付けられますのでパイプでも大丈夫と思います。

もちろんミザール同様、大きく重い鏡筒を搭載することはしませんし、6センチF15程度(2〜3kg)ならまったく無問題と思います。
まさにコロンブスの卵的発想だと自負しておりますが。・・・もう誰かが実用してるかな〜。^^
加工が得意な方ならキレイにつくるんでしょうねー。どなたかしっかり作って私にください・・・冗談ですよォ。(笑)
今回は“私が作った?部品”でありました。^^