私が集めた?機材

私の所有している(していた)機材の個人的評価や想い出、・・・独断と偏見のかたまりですので、決して参考にしないでくださいまし。^^;

α7700i


十年くらい前のこと、私がよく遊びに行って入り浸っていたカメラ屋さんが、とうとう閉店してしまうということで、さみしくて猛反対しながらも、なにか処分するカメラはない?なんて店長さんを困らせたおバカなワタクシに、そっと奥から出してくれたカメラがこのアルファ7700iなのであります。
因みに店長さん、今は別の場所で記念写真とラボが中心のお店を自営されております。・・・たくましいお方デス。^^
このアルファ7700i、正直なところ、当時はあまり良い印象はありませんでした。カメラというより電化製品に近い(今のデジカメのような印象ですな。)独特のデザインとインターフェースは少なからず拒絶反応があったものです。
でも、そんなこといったらブン殴られるので、有難くいただいて(あ、タダではもちろんありません。今のちょっと高めのジャンク並みですよ。)帰ったことが懐かしく思い出されます。
で、早速電池を入れてスイッチをON、するとググっとレンズが∞に移動し、「さあ!準備OKだぜ!」っというそれまで経験したことがない高性能“マシーン”のオーラを感じた私なのでありました。
発売は1988ということで、年数だけを考えるとクラカメ一歩手前なんですが、そんな古さは微塵も感じなかったです。
実際、手に実によく馴染むグリップ感、AFの精度やスピード、シャッターの切れは素晴らしいもので、食わず嫌いだった私の頭をトンカチで殴られた気分でした。
一緒についてきたAF35-105もサクサク動くし、描写も素晴らしいものです。
しばらくは私の「常時携行カメラ」として活躍してくれました。
そんなアルファ7700i、今はデジタル群の勢いに押されてひっそりとドライキャビの中に鎮座しております。
でも、その佇まいはテカテカに光ってきたボディーも誇らしげに「いつでも来な!また遊んでやるぜ!」と言っているような・・・。