私が集めた?機材

私の所有している(していた)機材の個人的評価や想い出、・・・独断と偏見のかたまりですので、決して参考にしないでくださいまし。^^;

K10D

今(2016 11月現在)からちょうど10年前、衝撃的なデビューをしたK10D、その高性能と低価格のため、予約が殺到したそうで、私が当時通っていた?カメラ屋さんでも、「うーん、いつ入るかわかんないんだよね。」と、店長さんが語っていたのを今でも思い出します。
K10Dが登場する前はまだ出たばかりのK100Dが欲しかったのですが、いえ、買う寸前でした。K10Dのことを知って方向転換したのは言うまでもないデス。^^
そして私も予約をした一人でありまして、いろいろな情報に煽られてドキドキと楽しみにしてたのが懐かしいです。
私にとっての初めてのデジイチオリンパスE-300でありましたが、これはこれで満足してたんですが、当時はワタクシもまだまだフィルムカメラがメインだったこともあり、一眼レフとして見た場合のE-300のファインダーの見え味にはなんとも歯がゆい思いでありました。
ところがK10Dデジイチでありながら、ファインダーの出来が素晴らしいとのこと、ただそれだけで「このレンズを使ってみたい」とか「あのレンズは絶対GETしたい」などと、K10Dを買えばほとんどオケラになるというのに、夢ばかり膨らんで、益々楽しみが増していったものです。


程なくして私の手元にやってきたK10D、思ったよりがっしりずっしりして、ワタクシのそれまでのペンタックス一眼レフのイメージとはちょっと違っていました。
ME superで始まったワタクシのペンタックス歴、どれも小型軽量で、ややもすればちょっと頼りない印象もありましたが、このK10Dとは長く付き合えそうな気がしたものです。
一番の関心事であるファインダーもそれまでのデジイチに比してとても見易く、ましてやE-300の比ではないです。
ただ、フィルムカメラを長年使ってきたワタクシには、「まぁ、これが限界かもしれないな。」というところです。
カメラ自体の動作そのものも、スピーディーにサクサクと撮るカメラというよりも、じっくり構えて撮るカメラだという印象でしたね。
まぁ、ワタクシは連写してバシバシ撮るタイプではないので、問題はないのですが、シャッターのキレ味やフォーカスのスピード、精度はそれほど他を圧倒するというものではありませんでした。
しかしながら、叩き出す画像の美しさや発色の濃厚さを見て「買ってよかった〜」と、思わず目じりが下がったものです。・・・あくまで当時のレベルですが。
でも、今のレベルでも決して最新の機種に引けを取るものではないと思います。
確かに画素数や高感度画質ではまったく歯が立たないのは事実ですが、ISO100で撮る画像はパソコンのモニターやA4(いえ、A3でもいけるかな)サイズでのプリントなら「なにか不満でもございます?」なのであります。
むしろ今はもう採用されていないCCDでの発色は独特のものがありまして、ワタクシの持っているデジイチでは、発色に関しては前出のオリンパスE-300と双璧の存在となっております。
だから壊れるまでは手放せないんですよね〜。(そういったお気に入りの部分があると、こうして機材がドンドン増えてしまうであります・・・大汗。)

後にK-xを手に入れて、ややK10Dの出番が減ったものの、上の画像にあるようにプラナー50mmZKをいつもくっつけていて、これで撮る絵は格別の美味しさがありまして、この記事を書きながら「もっと出番を作ってやろかな」など、自らモチベーションがかかってしまう単純なワタクシでありました。(笑)