私が集めた?機材

私の所有している(していた)機材の個人的評価や想い出、・・・独断と偏見のかたまりですので、決して参考にしないでくださいまし。^^;

MV-1


今から約35年前、私がまだ学生でカメラもまだ持っていなかったころのペンタックスのエントリーカメラです。
一眼レフはおろか、コンパクトカメラも持っておらず、専ら親父のカメラを借りて写真を撮っていた身分でしたので、真剣に私の購入希望リストに入っていた思い出深いカメラなのであります。
実際は就職を期に中古のペンタックスME-Superを親父から格安で譲ってもらったため、このMV-1を買うことはありませんでしたので、しばらく私の脳裏からは消えておりました。
最近になって馴染みのカメラ屋さんにブラックのMV-1がジャンク扱いで並んでいたのを見つけ、しかも外観もキレイで動作も問題なかったので、めでたく私が救出させていただきました。^^
あらためて感じたその外観と手触りは、昔使っていたME-Superとほとんど変わらない、小さくても金属らしい(オール金属ではありませんが)ずっしりとした感触は、懐かしくて頭の中は暫し当時にタイムスリップしてしまいました。
しかしながらこのカメラ、ME-Superと違って絞り優先オートオンリーで(XとBはあり、どちらも機械制御というのが私はうれしい。)、ファインダー表示も情報といえば赤黄青のインジケーターのみで、シャッタースピードの表示は一切ありませんし、露出補正もなく、必要ならASA感度ダイアルを回すしかないのです。
追記:露出補正はクランクを引き上げたら出て?きました。・・・うーむ、あまり使わんだろな。フタが開いたらコワイがや。
でも、この割り切った使い勝手はネガカラーを詰めてお気軽に写真を撮るには、返って使いやすかったりして私は好感を持っております。
なによりオリンパスOMシリーズを意識してより小型軽量に設計されたというボディーはとても可愛くてカッコイイんであります。それでいて精密感がある風貌がよろしいんですな〜。・・・とくにブラックだから。^^
ただ、この時代からカメラも樹脂が多用されてきたようで、じっくり眺めると・・・いや、そういうことはしないでおきませう。
見にくいかもしれませんが、“PENTAX”のロゴの上に“ASAHI”と刻印されております。おそらくこの刻印、このカメラがペンタックスでは最後期ではないでしょうか。
・・・このロゴ、私的に萌えます。(笑)
付いているレンズは手持ちのSMC Pentax-M 35mm F2.8であります。このレンズ、すっかり防湿庫の奥に入り込んでいたので、MV-1のお陰で久しぶりに表舞台に登場なのであります。
さあ、明日フィルムを詰めて写真を撮りにいこうぞ!・・・と、気持ちだけは高ぶっている。