私が集めた?機材

私の所有している(していた)機材の個人的評価や想い出、・・・独断と偏見のかたまりですので、決して参考にしないでくださいまし。^^;

Color-Yashinon DX 40mm 1:1.7

ヤシノンレンズとNEX-C3 ドッキング
ヤシノンレンズとNEX-C3 ドッキング posted by (C)岳の父ちゃん
ヤシカエレクトロ35 GLのレンズ単体をソニーNEX-C3にドッキングいたしました。
後述しますが、成功したとはいえないのですが、とりあえず写真は撮れます。
ヤシカエレクトロ35 GLは例によって某オークションにて落札したものでありますが、レンズはキレイだったものの、電池室は古い水銀電池が入りっぱなしで液漏れがひどく、液漏れ電池を取り出してキレイに掃除したものの全く通電せず、よってシャッター速度は最高速の1/500限定でしか使えません。
それでもネガカラーしか使いませんので、絞りをやや開け気味にすればちゃんと写真は撮れます。
ところが問題はそれだけではありませんでした。
シャッターはチャージしますが、フィルムが全く送られません。つまりフィルム送りが空回り・・・。orz
このままではただの文鎮にしか使えませんがな〜。
なんもせんよりはマシかと、分解して不具合を何とかしようと一念発起!
しかし、物事は最悪の方向へと流れてしまったのであった。

先ず、下のカバーを外した後、トップカバーを外さずに(外せずに・・・。)その前にエプロン部の革をめくりますと、レンズボードが見えてきました。
レンズボードは四か所でネジ止めされており、それを外すとレンズボードが「浮き上がり」ます。
さてさて、どこが悪いのかな〜と見ても、やっぱりさっぱり分からないし、ボードが邪魔でよく見えなかったのです。
・・・うむむむっとボードをもう少し持ち上げた所で配線が一本プツンと・・・。おわぁ〜!!!
どこが切れた?・・・分かりません。
よく見ようとちょっと触ったら、さらにプツンプツン・・・。
その瞬間、私の頭の中でも「プツン」と音が・・・。
レンズボードを思いっ切り引っ張って「ブツブツ・・バリバリ・・・、パキン!!!」
少し涙が出たような・・・。


かくしてレンズはカメラから分離したわけであります。もはやカメラは再生不能・・・・。わっはっは〜。
途中いろいろ苦労致しましたが、(ネジが固くて緩まなかったり・・・。)余分なものは取り払って、私の頭の中でソニーNEX-C3に付けて楽しもうと構想を練り始めたのであります。

そこで邪魔なのが途中にあるシャッター羽根、これは思ったよりも簡単に外せました。
前群のレンズを外せばシャッター羽根が直接見えてきます。
そのシャッター羽根をラジオペンチで一枚一枚引っ張って引き千切りました。まぁ、一度頭の中で「プッツン」しましたから、シャッター羽根を引き千切るなんて・・・どぉ〜ってことないですわ。(大汗)
後はカメラに取り付けることであります。
ただレンズをこういった風に外すと、絞りは単独で問題なく使えますが、ピント調節のヘリコイドリングは構造上使うのが少々骨が折れます。
・・・結局ヘリコイドリングは固定することにして、リング自体を使うのを諦めました。つまり、レンズ群全体を繰り出す方法にしたのです。この方法ですと、繰り出し過ぎてしまうとレンズがスポッと外れてしまいますが、これはそのうちストッパーなんぞをつければエエかな〜なんて。だんだんとエエ加減になってきたかな?
カメラへの取り付けはお決まりのボディーキャップを利用しました。
レンズ側にはボディーキャップをくっつけたときの位置決めと安定を良くするために、以前にやはりワタクシの“魔の分解技”によってお亡くなりになった(いえ!お亡くなりになったから分解したんです!)ペンタックスMZ-10のマウントリングを瞬間接着剤でくっつけてみました。
後にこんなことしなければよかったと、その時は思いもしなかったのだが・・。

そして、粗隠しのためのゴムのベルトを巻いてこれも瞬間接着剤でくっつけました。


これにより、ボディーキャップをくっつけたときに安定するし、芯もそれほどズレなくて済みました。
ボディーキャップにはもちろん穴を開けます。どうせ隠れて見えないから、かなり大雑把デス。^^

かくしてソニーEマウント用のヤシノンが完成?です。
尚、すべて瞬間接着剤使用です。(笑)

(ボディーキャップの穴部には植毛紙を貼り付けております。)

最初に触れましたが、大問題が発覚〜。
なんと無限が出ません!
フランジバックはノギスで図って、しっかり計算し、出来上がりは少しオーバーインフになるはずだったのですが、焦点の合う範囲が約25センチ〜100〜120センチという、いわばマクロ専用レンズに出来上がってしまったのです。
どうやら良かれと思って挟んだMZ-10のレンズマウントがダメだったのかな〜・・・。それも計算ずくだったつもりだけど。ハァ〜。
もしくは、ワタクシの完全な計算違いですな。
瞬間接着剤でくっつけましたので、もう容易には外れません。(涙)
・・・そう割り切って使うことにいたしましたよ。
あ、元のエレクトロ35 GLはこんなカメラです。

試行錯誤の連続で、非常に苦労しましたが、おおよその要領はわかりましたので、またやってみたいとオークションを徘徊している自分がコワい・・・。(爆)
試写致しました。
こちらからどうぞ。

<2016 2/9 追記>
マクロ専用になってしまったこのレンズ、なんとか無限遠が出そうです。
早い話が、くっつけていた瞬間接着剤が弄っているうちに外れたんです。
しめた!と思い、例の?MZ-10のマウントリングを取り払ってもう一回組み直し、バックフォーカスを詰めることに成功しました。

・・・瞬間接着剤、一度くっついたら外すのは困難に思えますが、材質によってはあっけなく取れてしまいます。
教訓・・・、瞬間接着剤を過信してはいけない・・・。
<というわけで再び追記 2016 2/21>
高架工事中の名鉄喜多山付近
高架工事中の名鉄喜多山付近 posted by (C)岳の父ちゃん
もうすぐ役目を終える遮断機
もうすぐ役目を終える遮断機 posted by (C)岳の父ちゃん
名鉄4000系が通る
名鉄4000系が通る posted by (C)岳の父ちゃん
無限遠は見事にでてます、というより少しオーバーインフであります。
もっともこの光線状態では絞りを5.6〜8(たぶん)にしてましたので、パンフォーカスに近い状態です。
どういうわけか、「マクロ限定」の時よりもしっとりとした描写に思えるのはワタクシの既成概念のせいなんでしょうかね〜。^^