私が集めた?機材

私の所有している(していた)機材の個人的評価や想い出、・・・独断と偏見のかたまりですので、決して参考にしないでくださいまし。^^;

私の持っている屈折鏡筒について STL80A-MAXI

四つ目、一番新しい望遠鏡であります。
スコープタウン STL80A-MAXIであります。

ここ最近の私にとって最大贅沢な買い物でした。
何故にこのような長大な鏡筒を買ったのか・・・、いえ、買ってしまったのか、目的が一番はっきりしない買い物でもあります。
前出のFC-100もあるのに必要なのか!・・・ハイ、欲しかったから“必要”なのであります。(大汗)
私が少年だったころに使っていた望遠鏡は、2年かかってお年玉や小遣いを貯めて買ったカートンの6センチF15経緯台です。
毎晩のように振り回していて、ガタガタになるのは今にして思えばアっという間でした。
当然のごとく新しい望遠鏡が欲しくなり、そのころ天ガの広告を飽きもせず眺めていたのは、各メーカーのフラッグシップともいうべき8センチF15でありました。
実際、当時デパートに置いてあったミザールカイザーの大きくて堂々たるその雄姿を見て、まだ純粋だった(かな?)私の心に焼きついたものでした。
そしていつかはあのデッカイ望遠鏡を持つと、心に誓ったのであります。(実際は10センチ反射にも心が揺らいだ浮気ものでありました。ハハ・・・)
あの頃はミザールカイザーの他に、高橋製作所、アストロ、カートン、五藤、ニコン、etc・・・と、長焦点屈折の黄金期とも言えた時代ではないかと思います。
しかし、気がついたら8センチF15は市場からその姿を消してしまっており、私の心からもいつしか過去のものとなってしまいました。
そして最近になって遊星號のことを知ったと同時にSTL80A-MAXIの存在も知ったしだいです。
安月給でしかも小遣いを貰っている身としては、まずは遊星號、そしてヘソクリを貯めてMAXIを買うという筋書きを作り、シコシコとケチになってカアチャンのヒンシュクを買いながら少年時代からの願望を成就したわけであります。(オークションでの落札で多少回り道をしたのが私らしい・・・爆)
荷物が届いて開封し、すでに持っていたビクセンSP赤道儀に搭載したときは、「こんなにもデカかったっけ」とあらためて驚きました。
その雄姿は少年時代にデパートで見た印象と変わりませんでした。(部屋に置くのに一苦労〜^^;)
たしかに大きい(というより長い)のですが、FC-100&EM-1に比べればSP赤道儀ともども非常に軽く(勿論遊星號の比ではないのですが)、外に持ち出すのはそれほど困難なことではありません。
残念ながら今現在までまだ実働回数も少なく、空のコンディションにも恵まれずに、その実力を発揮してるとはいえませんが、シンチレーションでユラユラと見える木星がとても明るく見えたのは、この鏡筒の実力のほんの一部でしょうか。
評判通りの実力を出せる日が来るのが待ち遠しいこの頃デス。^^

−−−追記デス。−−−

この記事を書いてから随分時が経ちましたが、お月さんを撮ってますので、載せてみました。
月齢 7.0 120923
月齢 7.0 120923 posted by (C)岳の父ちゃん
Pentax Q
直接焦点撮影
やや露出オーバー・・・ですのでレベル補正で修整しました。^^;
MAXIとはいえど、アクロマートレンズですので色収差はやはりありますね。
特に露出オーバーすると目立ってしまいます。
逆にきちんと適正露出で撮ればほとんど目立つことはありません。
しかし像のシャープさはさすがであります。眼視に於いては色収差もまったく感じることなくじつによく見えますよ
いいレンズです。
<2014 3/9 追記>
上の画像を露出オーバーしたときの青ハロが目立たないように、ソフトで修整したものです。
これならアポクロマートも私には必要ない・・・・って、そういう問題でもないか〜。(笑)
でも、エエ感じになったとドヤ顔しております。(バシッ!・・・ハリセンの音)
アクロマート屈折の色収差の補正について
アクロマート屈折の色収差の補正について posted by (C)岳の父ちゃん
<2015 11/10 追記>
月面を大写ししてみました。
コペルニクス 151022
コペルニクス 151022 posted by (C)岳の父ちゃん
撮影するにはシーイングが良くなかったです。でも眼視では切れのいいコペルニクスを見ることができました。
眼視の於いては8センチとしては最高の像を見せてくれますね。